卒業論文作成メモ
卒業論文作成にあたり、参考文献の読書記録及びメモとして作成した。 卒論テーマは「体育会系人間の論理と行動様式」の予定。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

体育会系への疑問・再整理
私の卒論テーマは『<体育会系>言説の分析』である。私の人生、<体育会系>野郎への反発の歴史といっても過言ではない。しかし大学入学後所属した集団は、いずれも文化系だと思っていたら<体育会系>のノリだった。未経験の衝撃を受けて戸惑った。
疑問を感じつつも次第に順応はしていったが、疑問は完全には消えない。大学院の研究計画書を書くにあたり、少しその疑問を再整理してみたいと思う。

①なぜあんなに他者に役割を強制したがるのか
飲み会の話を書いた時にも少し触れたことだ。先輩―後輩関係の尊敬の強要なんかはまだ理解できるが「お前これ使って何か面白いことやってみろ」など上下関係をかさにきた象徴的暴力はなぜ行なわれるんだろう?あと一気飲みとか。まあ実際やらせる側にまわると面白いんだけど。

②なぜあんなに脱ぎたがるのか
これも宴席や演芸大会での話だが、男の先輩はなぜあんなに脱ぎたがるのか。合宿とかならまだしも、普通の居酒屋の個室で男の先輩3人が脱ぎだした時はカルチャーショックだった。あと伝統的に胴上げの時に脱がすのはなぜ?まあ実際やってて面白いけど、このノリを素面でやったら新聞の社会面を飾っちゃうね。どっかの大学のアメフト部やら野球部みたいに。うちのサークルは女子が多いからまだ抑えられてるけど、男のみの環境だったら抑制きかないだろうね。
けれどもこのノリがある程度なければ面白くないのもまた事実。下の話は万国共通お手軽に盛り上がれるネタである。

③なぜあんなに不健康自慢をするのか
体育会系を扱った記事を分析する中で「健康的」というイメージは結構ある。確かにスポーツやっている人は健康的だけど、体育会系の人間は結構不健康を自慢したがる。オールで遊んだ、朝まで集団で飲んだくれた、ビール何本空けた、あと「男雑炊」みたいなグロテスクなこともやるね…この逆説はなぜ?不健康なことをやった後でも試合などで結果を残せれば、豪傑扱いされるからかね。

④ゲイ、好きだよね
<体育会系>的なものを表す時、社会学の用語で一番近いのは「ホモ・ソーシャル」だと思う。同性愛嫌悪と女性嫌悪を基本的な特徴とする男性同士の擬似同性愛的な強い親愛・連帯関係という意味だ。“それ自体、同性愛と見まがうような強い接触・親愛関係でありながら、同性愛者と女性を嫌悪・蔑視して排除し、異性愛男性同士で閉鎖的な関係を構築する。例としては、軍隊や体育会系などに見られるマッチョな関係”(はてなダイアリーより)
けれども僕の実感としては、体育会系集団は女性蔑視というのは確かにあると思うが、結構ゲイの話は好きである。上記の文章にある「嫌悪」という言葉が「揶揄」という意味合いを含むなら話はわかるが…でも、T田野投手みたいな人もいるし、好きこのんでレイザーラモンHGをもてはやしたりする人もする。

⑤で、なんでこういう品性のない連中が高い評価を受けるの?
卒論で<体育会系>をテーマにした記事を約30年分、計384調べた。殆どが体育会系を賛美する記事である。特に1975年から数年間の就職関連の記事の賛美具合はすさまじい。
一方、体育会系を批判する記事は見当たらない。もし批判はあってもそれは「ビジネスマンとして時代に合わなくなってきている」という文脈に限られている。自分が疑問を感じている集団的病理みたいなものを取り上げた記事は見当たらない。たとえ大学運動部が集団犯罪を行なった場合であっても(産経新聞2005年3月22日付の精神科医、春日和彦氏の分析が唯一の例外ではなかろうか)これには絶対に権力関係が働いていると私は睨んでいる。

スポンサーサイト
卒論・章立て案
第1章 この論文における問題意識

第2章 雑誌記事における「体育会系」言説変遷の概観

第3章 テーマ別分析①「体育会系」と就職・ビジネス

第4章 テーマ別分析②「体育会系」と恋愛・結婚

第5章 テーマ別分析③ インタビュー記事にみる体育会系

第6章 まとめ
スマイルズ『セルフ・ヘルプ』

カーネギー『実業の帝国』

マーデン『プッシング・トゥー・ザ・フロント』(1894)
能力・業績ではなく人柄の良さ、如才のなさ、常識の重要さを強調
雇い主や大規模組織が用意した型に従って青年を社会化

立身出世の社会史
1934年に出版された『学生と就職の実際』と題された書物では

「学生は部分的に矛盾する二重の要求に応えなければならない。すなわち、「円満」な「社会人」であると同時に、他の大勢の求職者から際立つ個性をもたねばならない。その際に、他の学生から抜きんでるための最良の方法とされたのがスポーツに秀でることであった。別の論者も、スポーツで名をあげた学生を企業が好むことを指摘していたから、これはどうやら適切な助言であったらしい。この書物では企業がスポーツマンを好む理由を説明していないが、次の2つの理由がもっとも重要だったと思われる。まず第一に運動選手は安価な企業広告の手段となったことである。そして第二に、運動選手は偏った思想、特に左翼思想の影響を受けている可能性が少なかったことである。

(E.H.キンモンス『立身出世の社会史』玉川大学出版部 p274)

「体育会系」雑誌記事見出し一覧 2005
○2005年 15件
『政財界』1月号 P72~74 専修大学の知られざる闇 体育会系3悪人の他にもこれだけいる「利権屋」たちの素顔

『JUNON』1月号  P133  富田翔『忠臣蔵』で時代劇初挑戦 体育会系(?)なサムライの世界で若き志士を熱演

『Como』1月号  P164~169 体育会系ママ&文系ママ 冬太り退治のダイエットダービー

『サーカス』2月号 P56   スーパーフリーより悪質かも!? 今や体育会系は性犯罪者予備軍

『BOSS』2月号 P23~25 「先輩・友人が語る三木谷浩史 財界総理も虜にした「体育会系」交渉術

『女性自身』2/15 P205  平山広行「マイブームは観葉植物」の体育会系男子
『AERA English」3月号P92  体育会系外国人 バーで井戸端会議
『実話GONナックルズ』4月号 P26~27 被害女性が訴える「体育会系クラブ」鬼畜レイプの手口
『スコラ』4月号 P54~55 山田沙耶香 こう見えても体育会系のオンナのコなんだよ
『週刊現代』4/30 P168~171 三木谷浩史 経営手法は「体育会系」と「年配キラー」

『JUNON』5月号 P125 佐藤めぐみ バッティングセンターが好きな体育会系

『アサヒ芸能』9/8 P52~54 新視聴率女王 伊東美咲 バスケとバレー経験ある体育会系素顔

『週刊大衆』9/12 P182~185 締まってますわ 体育会系フーゾク嬢全員集合

『FRaU』10/5 P48~51 恋せよオトナ オトナの女の恋愛対象緊急検証
 理系男、つまらな体育会系 オレ系他

『ターザン』11/23 P132~133 西原杏澄 体育会系の部活みたいですよ 週6日練習してますから






上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。