卒業論文作成メモ
卒業論文作成にあたり、参考文献の読書記録及びメモとして作成した。 卒論テーマは「体育会系人間の論理と行動様式」の予定。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

体育の社会的機能
体育は、運動による意図的・計画的・組織的な社会化である。浜口恵俊は、デュルケムの「組織的社会化」という教育の定義に従い、教育の社会的機能を体育に援用している。

体育の社会的機能には、社会の維持・存続に働く保守的機能と、社会の進歩・発展を図る進歩的機能がある。

保守的機能として、体育は労働力や兵力など社会的に有用な身体の形成を図り、同時に機能的身体観をもたせることによって社会的に有用な身体形成の動機付けを行い、そのための技術と方法を身につけさせる。
さらに、運動生活における標準的な行動様式(ルール・マナーなど)を学ばせることによって、運動生活の社会的同質性を高め、それを他の社会生活に転移させ、社会生活一般の同質性を保持しようとする。競技や競争を通しての価値観、身体観や運動観、学習指導過程における上下、あるいは水平などの人間関係を通じての規範の内面化を達成することにより、内面的社会統制として働く。

また、進歩的機能として、体育は、現存するさまざまな身体や運動の諸問題を通して、現実社会の矛盾を認識させ、その解決に志向する進歩的、創造的人間を育成するとともに、運動の諸能力の開発を通じて、運動におけるエリートの産出と選別を行い、社会での階層的移動に機能する。

これら諸機能は、社会体制や社会構造の相違に応じて強調点を変える。

(菅原禮 『体育社会学入門』 大修館書店 1975)
スポンサーサイト


この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
→http://kusunokisoturonn.blog60.fc2.com/tb.php/14-000c5512
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。