卒業論文作成メモ
卒業論文作成にあたり、参考文献の読書記録及びメモとして作成した。 卒論テーマは「体育会系人間の論理と行動様式」の予定。
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体育会系と文化系④
これまでの議論では、「ダウナー系→アッパー系」に関する話題を扱ったが、今度はその逆パターンの場合を考えてみよう。

本稿では、ダウナー、アッパーの分類を映像作品に対する嗜好から行ってきた。すなわち、「ダウナー系=アニメ」、「アッパー系=秘宝系」という単純な図式である。この分類はゲームに対する嗜好からも行うことができる。「ダウナー系=ギャルゲー」、「アッパー系=格闘、シューティング」という分け方だ。そして、この論法を用いれば、アッパー系からダウナー系への移行は、格闘ゲーからギャルゲーへの嗜好変化を伴うと考えることができる。たとえば、『こち亀』の左近寺竜之介がそれで、硬派な格闘ゲームの鬼がギャルーゲーにはまってしまい、やがて人格を崩壊させていくエピソードか語られた。

もちろん、これはゲームだけに当てはまる話ではない。軟派アニメを鼻で笑っていたミリタリー・ファンが、ある日、『CCさくら』に狂ったり、『エヴァ』は哲学だと咆哮を始めたり、「観鈴ち~~ん、ゴールしちゃだめだめ」と、泣き喚き始めるたりすることも大いにあり得ると思われる。人生は危険で一杯だ。


さて、数日間に渡って検討してきた「体育会系と文化系・概論」であるが、ここでまとめに入ろう。

本稿は、とくに後半において、相対立するにもかかわらず、アッパー・ダウナー間の系移行が起こりうることを指摘してきた。これは、最初に触れたように、そもそもの文化系、体育会系の分類が具体的な身体能力に根ざしていた事と関連していると思う。どういうことかというと、最後の苦行とも言うべき高校生活が終わり、保健体育という科目が生活から払拭されると、運動能力で人を評価する場面が劇的に減少し、世界がまるで違ったもののように見えてくるのだ。そこは、体育会系と文化系の分類がすでに無効となった地平である。ゆえに、体育会系への温度差でカテゴライズされたアッパー・ダウナーの分類も枠が弛み、系移行を促進するものと思われる。それは、世界と和解しつつある過程と言ってもよいだろう。
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