卒業論文作成メモ
卒業論文作成にあたり、参考文献の読書記録及びメモとして作成した。 卒論テーマは「体育会系人間の論理と行動様式」の予定。
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運動集団の構造と機能
丹羽らは、運動部員のパーソナリティと密接に関連する構造という視点に立って、目標と規範の生成過程から構造化し、その構造化し、その構造に基づいて営まれる部自体の機能を問題にしている。

(以下引用)

まず運動部の目標に関しては、目標の内容(統一的か個別的か)、作られ方(部員の意志の反映の有無、決定権の所在など)そして個人の受け止め方(肯定あるいは否定など)を基準とし、他方、規範に対しては、練習の計画、キャプテンの選出、部則や部の約束ごと(それぞれについて、部員の意志の反映の有無、規範決定の方法、そして最終実権の所在など)を基準として、それぞれの生成過程を検討し、目標と規範の実質的な決定権の所在から、次の3構造型を抽出した。

すなわち第一の型は、決定権が部員以外の者(部長、監督、コーチ、伝統など)にある部員外型、第二は、少数の実力者(部員外者やキャプテン、マネージャー、上級生など)にある首脳者型、そして最後にそれが全部員にある部員型の3構造型である。

これら各構造型における機能を、部員結合の機能、部の目標成就の機能、そして両者の結合した機能の3つに分け検討し次のような結果を得た。


(以下要約)
それによると、部員外型運動部は、戦績からみた目標成就機能が非常に強く、また部員間の結合の性質は、下級生は上級生に対して、権力による命令ー服従関係を示し高圧的雰囲気である。
首脳型運動部は、戦績からみた目標成就機能が強く、また部員間の結合の性質は、下級生は上級生に対して権威による尊敬ー服従関係を示し温情的雰囲気である。
部員型運動部は、戦績からみた目標成就機能は普通で、また部員間の結合の性質は、下級生は上級生に対して、合意による親和的関係を示し親和的雰囲気である。

また、一般に、部員外型と首脳型の運動部では、強制の原理による権力構造を示し、上意下達の垂直的関係が特徴的であるのに対し、部員型の運動部では、協調の原理における民主的構造を示し、平等の水平的関係が特徴的である。

(『体育社会学』P111~112)
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