卒業論文作成メモ
卒業論文作成にあたり、参考文献の読書記録及びメモとして作成した。 卒論テーマは「体育会系人間の論理と行動様式」の予定。
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帝国陸軍の家族制度
日本陸軍内では、将校と兵士との間に親密な関係がある。おそらくそれを家族感情と呼べるだろう。日本人はそれを戦友意識と
称する。兵士たちは将校宅を気兼ねなしに全く個人的に訪れ、将校は団結心を高める手段として兵士と酒を酌み交わすのである。(中略)その指揮下にある兵士に対する兄として、将校が認められている関係の中で、家族制度が兵営に普及しているのだ。
日本陸軍での兵士と将校とのこの絆は、ある程度まで、下層中産階級の出身が多い将校グループが当然に持っている兵士への同情に求めることができよう。(P84~85)


日本の社会構造の支柱をなしているものの基礎は、個々の人間が常により大きなグループの意志に従うとする家族制度である。この家族グループ内では投票は行なわれない。会合が持たれ、意見が出される。合意が得られるまで妥協が図られる。(中略)国民が緊密に輸入されている家族的・社会的・政治的生活のなかで、違いを解決する方策としての妥協の哲学を彼らは学習しているのである。

年長者とか別格者が特権を持っている家族会議と同様に、協議と妥協のこの政府にあっては、決定は、各構成員の発言力が同等の比重を持つものではなく、特権者によって大きな配慮がなされるものである。日本の帝国陸軍はこのカテゴリーに属する。とりわけ、戦時にはこのことがあてはまる。(P124~125)

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