卒業論文作成メモ
卒業論文作成にあたり、参考文献の読書記録及びメモとして作成した。 卒論テーマは「体育会系人間の論理と行動様式」の予定。
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員数主義
軍人勅諭には(中略)書かれざる第6条があり、それは「一、軍人は員数を尊ぶべし」というのが「六条の教えの意味である」これは、軍隊に対する最も痛烈な皮肉の一つであったろう。(中略)「数さえ合えばそれでよい」が基本的態度であって、その内実は全く問わないという形式主義、それが員数主義の基本なのである。(中略)外面的に辻褄があっていればよく、それを合わすための手段は問わないし、その内実が「無」すなわち廃品による数合わせであってもよいということである。(P127~129)

「形式化した軍隊では『実質よりも員数、員数さえあればあとはどうでも』という思想は上下を通じ徹底していた。(P131)

その基本にあるものの一つは、事大主義とともに前述の「目前の仲間うちの摩擦」を避けることを第一義とする精神状態であろう。(P143)

その結果、あらゆる組織は無意味・無目的の自転をはじめ、その“自転”が無意味でないことを自己に納得させるため、虚構の世界に入ってしまう。そしてそれが虚構でないように見せる演技が「気隗誇示」であり、そのため「事実」を口にした者はには「気隗」を持ち出して徹底的な罵言讒謗を加えて、その口を封じる以外に方法がなくなる。(P159)

その虚構を外部に対して支えているものが、「仲間内の摩擦を避ける」がさらに外部へ発展した形の「仲間ぼめ」という詐術だったことである。陸軍くらい、徹底した「仲間ぼめ」の世界はなかった。内部では派閥闘争、集団間の学歴差別と、あらゆる足の引っ張りあいをしていてもひとたび「外部」となれば、徹底した「仲間ぼめ」である。(P167)

帝国陸軍には、客観的な「法」が存在するという意識も、将官であれ二等兵であれ、法に基づく「法的秩序」に等しく従うべきだという考え方も皆無であった。(P269)
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